オウンドメディアとは?意味やメリット・事例をわかりやすく解説

オウンドメディアとはアイキャッチ画像

オウンドメディア(Owned Media)という言葉をご存じでしょうか。

「オウンドメディア」とは、幅広い意味を持つ言葉で使う人によって

この記事では、

・オウンドメディアとはどんなもので、どんなことができるのか
・オウンドメディア運用のメリットやコツ
・オウンドメディアの事例

をはじめての人にでもわかるように詳しく紹介していきます。

はじめて「オウンドメディア」という言葉を聞いたという人向けの記事になってます

目次

オウンドメディアとは何なのか?

オウンドメディア(Owned Media)とは、企業や組織が自社のウェブサイトやブログなど消費者に向けて発信する媒体をいいます。

企業のマーケティングや広報の核となるメディアで、多くの企業が取り組んでいる施策になります。

トヨタ自動車が運営している『トヨタイムズ』などはCMでも発信されていたので、知っている人も多いのではないでしょうか。

トヨタイムズ
トヨタイムズ クルマの時代から、もっと自由に移動を楽しむモビリティの時代へ。この大きな変化を伝えていくメディアが「トヨタイムズ」。

ウェブ上にオリジナルのコンテンツを制作することで、潜在顧客への働きかけや自社のブランディング、採用に役立てることができるのです。

発信した情報は流れずに蓄積されるため、検索エンジンやSNSからユーザーを呼び込むことができ、継続的な情報発信が期待できます。

さらにイメージを深めていきましょう

オウンドメディアの種類

オウンドメディアの種類は「公式サイト型」「独立型」の2種類にわかれています。

「公式サイト型」は、企業のホームページの中に「ブログ」や「ニュースページ」などをつくって、ユーザーへのコラム記事、いわゆるお役立ち情報などを発信しています。

公式サイト型は、企業の情報発信として見られるのでしっかりとしたレギュレーションが必要になります。

例えばロッテ株式会社は、自社の公式HP内で『Shall we Lotte』という連載をおこなっています。

参考元:https://www.lotte.co.jp/entertainment/shallwelotte/contents/

「独立型」は、公式サイトとは別に独立して情報発信をするWebサイトになります。

独立型は、企業色をなくして発信しているものが多い印象です。

ユーザーの心をつかむために、遊び心やユニークさを出したい方は「独立型」がおすすめです。

こちらはロッテ株式会社が運営する独立型メディアの『噛むこと研究室』

参考元:https://www.lotte.co.jp/kamukoto/

最近では、ロッテのように、「公式サイト型」と「独立型」2つのオウンドメディアを持っている企業が増えてきています。

オウンドメディアではどんなことができるの?

オウンドメディアは、新規顧客の獲得や既存顧客との深い絆づくりを目指すマーケティング的な活用と企業としての信頼価値の醸造やイメージの獲得といったコーポレートコミュニケーション的な活用の2つの大きな役割にわけることができます。

マーケティング的な活用とは、認知の向上・顧客の獲得が具体的な達成目的となり、

コーポレートコミュニケーション的な活用では、ブランディング・リクルーティング・社内外へのメッセージ共有が具体的な達成目的となります。

・認知の向上
・顧客の獲得
・ブランディング
・リクルーティング
・社内外にメッセージ共有

多くの企業がここから目的をいくつか組み合わせて、オウンドメディアを運用しています。

オウンドメディアの目的の決め方についてもっと詳しく知りたい人は、下記も併せてお読みください。

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オウンドメディアのメリット

オウンドメディアで情報を発信していくことによって見込める効果は多くのものがあります。

・検索エンジンに対応することができる
・コンテンツの資産化
・呼び込み先をつくることができる
・世界観の共有により、ファンを作れる

それぞれ見ていきましょう。

検索エンジンに対応することができる

2023年10月時点でインターネットを活用している人は日本に約1億2,000万人いるとの調査結果があります。

そんなインターネットを活用している人の多くがGoogle検索やYahoo検索を使って色んなことを検索しています。

オウンドメディアを運用することによって、多くの人が利用している検索エンジンから人を呼び込むことができます。

検索エンジンの上位に広告ではなく表示させるように調整することをSEO(Search Engine Optimization)といいます。

コンテンツを資産化できる

オウンドメディアのコンテンツはいつまでも残り続けます。

これをオウンドメディアが資産化できると言われます。

呼び込み先をつくることができる

SNSなどの集客をオウンドメディアにすることができる。

世界観の共有によりファンをつくりだせる

オウンドメディア内で発信するコンテンツによって、読んだ人をファンにする。

オウンドメディア運用時の注意点

ここまでオウンドメディアのメリットをお話してきましたが、世の中にメリットしかないものはありません。

オウンドメディアも運営する上で知っておかないといけない注意点がいくつもあります。

・成果が出るまで時間がかかる
・やることが多岐に渡るため運営体制を整えることが大変
・外注する場合は継続分の費用が発生する

・成果を出すためには専門的な知識が必要

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

オウンドメディアは成果が出るまで時間が掛かる

オウンドメディアは、オープンしてコンテンツを公開しだしたらすぐに効果が出るというものではありません

サイトやコンテンツを認知してもらう手法はたくさんありますが、広告などの費用を掛ける集客施策は別として

検索での流入やSNSからの流入はサイトやアカウントを育成する必要があります。

そのため、目標を立てるときも、短期と中期、長期と目標の

やることが多岐に渡るため運営体制を整えることが大変

オウンドメディアの運用には、さまざまなスキルが必要になります。

外注する場合は継続分の費用が発生する

オウンドメディアは予算を掛けずにマーケティングや広報活動をできるという

それは、自社でメディアを運営できる体制が整っている場合です。

メディアの運用を社外に任せようとした場合、広告を打つよりもさらに費用が

また、結果がすぐに出るものではないため

成果を出すためには専門的な知識が必要

オウンドメディアで成果を出すためには、専門的な知識が必要になります。

オウンドメディアの運用手順

オウンドメディアの運用のステップにどのようなものがあるのでしょうか。

ここではおおまかな流れを紹介いたします。

・目的の決定
・配信基盤を決める
・定期的なコンテンツ配信
・効果測定

目的の決定

まずはオウンドメディアを運用する目的を決めましょう。

オウンドメディア運用では、目的を決めるところから

最初に目的があってそれを達成するためにメディアを立ち上げるという方も多いかもしれません。

目的を決めたあとは、コンセプトや達成するべき目標(KGI)などを決めていきます。

目的の詳しい決め方を知りたい方は下記の記事を併せてお読みください。

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配信基盤を決める

オウンドメディアの方向性が決まったら、次は「配信基盤」を決めましょう。

Webサイトのコンテンツを作成したり、管理したりする

定期的なコンテンツ配信

目的が決まり、配信基盤が整ったら、次はコンテンツを配信していきます。

コンテンツは1回発信して終わりではありません。

本数を決めて、定期的に更新していく必要がありま。

定期的なコンテンツ配信をしていくことは

企画を立てて、取材や情報収集をして、ライティングして、編集して

かなりの工数がかかってきます。

効果測定・改善

オウンドメディアはWeb上での発信のため、どのようなリアクションをされているのか数値として見ることができます。

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