メーカーとは、「モノ(製品)」を生産する企業のことで、製造業とも呼ばれています。
メーカーが運用しているオウンドメディアには、製造過程での取り組みや製品によって変わる世界、
企業の想いを発信しているサイトなどさまざまなものがあるのです。
今回は、メーカー企業が運営しているオウンドメディアを業種別に12個紹介していきます。
それぞれの業界がどんな情報を発信しているのか見て、面白いオウンドメディアを見つけませんか。
食品・飲料メーカーのオウンドメディア
原材料を購入し、工業規模で食品・飲料の製造を行い、製造した製品を販売する食品・飲料メーカー。
そんな食品・飲料メーカーのメディアは、一般の人を広くターゲティングとしたものが多いのが特徴です。
ただ商品の紹介をするのではなく、その商品があることでふだんの生活がどう変わるかというところを訴求しています。
そんな食品・飲料メーカーのオウンドメディアを見ていきましょう。
噛むこと研究室
『噛むこと研究室』は、「コアラのマーチ」や「キシリトールガム」などで有名な菓子メーカーの株式会社ロッテが運営するメディアになります。
「最適な”噛む”を提供する」を軸にコンテンツを発信しています。
噛むことが美容効果、学習効果、運動パフォーマンスをあげることまで効果があることにきっとあなたも驚くはず。
お医者さんや大学教授などのインタビューもあるので、主観ではない信頼性のあるコンテンツとなっています。
読んでいるうちにガムを噛みたくなっていること間違いなし
CHEER UP!
「黒ラベル」や「YEBISU」で有名なサッポロビール株式会社のオウンドメディア『CHEER UP!』。
毎日の”ワクワク”した暮らしを”応援するポータルメディア”をコンセプトに情報を発信しています。
サッポロビール株式会社の「赤星探偵団」「SAPPORO STAR COMPANY」「OTOAJITO」などのメディアからワクワクするコンテンツが集められているのが特徴です。
1つのメディアから色んなテイストのコンテンツを味わうことができるのはここだけ。
アーティストやスポーツ選手などさまざまな人が語るビールの魅力を知ることができます。
自動車メーカーのオウンドメディア
続いて紹介するのは、クルマの製造から販売まで手掛けている自動車メーカー。
そんな自動車メーカーが運用しているオウンドメディアは、車を活用して毎日を楽しみたくなる施策が盛りだくさん。
それぞれの自動車メーカーの色が出ているメディアとなっています。
トヨタイムズ
世界トップクラスの自動車メーカーのトヨタ自動車株式会社が運営している『トヨタイムズ』。
トヨタはテレビや新聞、雑誌などの大手メディアで情報を発信するのではなく、自社からの情報発信をトヨタイムズに集約させています。
過去には俳優の香川照之氏が編集長を務めるという設定のもと、取材をおこなうといった企画を行うなどかなり力の入ったメディアとなっているのです。
他の自動車メーカーと協力してコンテンツを制作したりと、自社だけでなく自動車業界全体を引っ張っていくメディアとなっています。
カエライフ
Honda純正用品メーカーであるホンダアクセスが運営しているメディア『カエライフ』。
キャンプやアクティビティをきっかけに、車のある暮らしや楽しさを伝えていくようなメディアを運用しています。
「カスタムで暮らしをカエる」をコンセプトに、クルマを中心にライフスタイル全般にわたって、さまざまなカスタイマイズのアイデアやその楽しさを伝えています。
クルマに興味ない人にも、関心が広がるようなコンテンツ設計になっています。
医療機器・医薬品メーカーのオウンドメディア
医療機器メーカーや医薬品メーカーといった専門メーカーも実はオウンドメディアを運営しているのです。
健康美塾
「ぺラック」や「ロキソニン」など数多くの医薬品を世に送り出してきた第一三共ヘルスケアが運営するメディア『健康美塾』。
「からだ」のことをともに考え、道しるべになる情報を届けるをコンセプトで運営しています。
専門医に取材した制作されているコンテンツが多くあり、信頼して読めることができる。
また、医薬品メーカーだからこその市販薬に関するコンテンツは多くの人の助けになるものが満載です。
ベーリンガープラス
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社が運営するメディア『ベーリンガープラス』。
医療関係者向けへの情報発信とターゲットを絞り込んだメディアとなっています。
そのため、コンテンツも医療関係者ではわからない言葉がバンバンと出てきて
窓口を狭めることによって、独自性を出している。
化学・素材メーカーのオウンドメディア
化学や素材のメーカーが
そのメディアでしか知ることのできない専門的な情報が満載です。
素材の魅力ラボ
世界でメガネレンズ材料のシェア率がNo1など日本を代表する化学メーカーの三井化学株式会社が運営するのが『素材の魅力ラボ』。
暮らしをあらゆるところで支える素材の世界を味わうためのメディアとなっており、コンセプトを読むだけでワクワクするメディアだ。
・カニをゆでると暖かくなる原理
・紫外線を日焼け止めでブロックできる理由
など日常で感じる疑問を解決してくれるコンテンツや
また、インタビューの連載ではデザイナーやミュージシャンの素材に対する”愛”を知ることができます。
Bridgestone Blog
日本を代表するタイヤメーカーの株式会社ブリヂストンが運営するメディア『Bridgestone Blog』。
「人のこと、暮らしのこと、そして、未来のことを他にはない視点で切り取って、あなたにおとどけします」をコンセプトに、
電子部品・電気機器メーカーのオウンドメディア
電子部品や電気機器メーカーもオウンドメディアを運営しています。
専門的な内容を読みやすい形で発信しているのが特徴です。
TELESCOP MAGAZINE
半導体装置メーカーの東京エレクトロン株式会社が運営するメディア『TELESCOPE magazine』。
専門的な知見から、宇宙やバイオテクノロジーのコンテンツを発信している
科学に興味のある人なら
Tech Web
ローム株式会社が運営する『Tech Web』。
設計のイロハが学べる技術情報サイト
その他メーカーのオウンドメディア
ここまで紹介したメディアの括りに入っていないメーカーが運営しているオウンドメディアもたくさんあります。
Worksight
鉛筆の製造で国内トップクラスの文房具メーカー株式会社トンボ鉛筆が運営するメディア『Worksight』。
SPORTS FIRST MAG
総合スポーツ用品メーカーの株式会社ゴールドウィンが運営するメディア『SPORTS FIRST MAG』。
「スポーツを一番に考えるウェブマガジン」のコンセプト
自社の強みを活かして、他のメディアとの差別化ができている。
メーカーのオウンドメディアを
メーカーの中でも、それぞれの業種によってメディアの形は大きく変わってきます。
オウンドメディアを考えたときは、業界内の競合メディアを参考にしましょう。